こんにちは、Mayumiです。
近年深刻になり、メディアでもよく取り上げられているプラスチック問題。今日は私たちの生活に、どのように影響されるのかお伝えしていきたいと思います。
ゴミはどこへ行く?
普段の生活の至るところに使用されているプラスチック。ペットボトル製品などの日用品から、建材、漁業器具。これらはリサイクルにされることもありますが、ほどんどが一度使っただけで捨てられるのが現状です。
1950年以降に生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄されました。 回収されたプラスチックごみの79%が埋立または、海洋等へ投棄されたのです。
リサイクルされているプラスチックは9%に過ぎず、 今のペースでは、2050年までに120億トン以上のプラスチックが埋立または自然投棄されるのです。
https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdf
それだけでなく、人々のポイ捨てといった別のルートから河川や海にたどり着くこともあります。
プラスチックによる被害・影響
海洋生物が漁業用のネットに絡まる事故、ウミガメやイルカなどがプラスチックをエサと誤食してして死んでしまうケースもあります。それだけに止まらず、マイクロプラスチックによる海洋汚染、石鹸や歯磨き粉に使用されるマイクロビーズも深刻な問題です。
マイクロプラスチックとはプラスチック類が風化したり、紫外線により細粒化したもので、5mm以下のプラスチックはマイクロプラスチッ ク(MP)と定義され、化粧品等で使用されているスクラブも含まれます。
https://www.koshien.ac.jp/document/aboutus/library/kiyou2017.pdf#p
これらは私たち、人間の健康への問題にも繋がっているのをご存知でしょうか?小さなプラスチックを貝や魚が取り込み、大きな魚がマイクロビーズを取り入れた魚を食します。そして私たちが、マイクロビーズを蓄えた魚介類を食卓でいただくのです。この食物連鎖により毒素まみれのプラスチックが、知らずのうちに私たちの体内に取り入れているのです。
プラスチック製品には環境ホルモンの問題があげられます。この環境ホルモンに曝露することにより、子供の発達障害・不妊・生殖器障害といった健康被害を増加させていることもいえます。
今私たちがアクションを起こさなければ、私たちだけではなく、次世代またその子どもたちにもこの負の影響が続くのです。
私たちができること
では、この状況を改善するためには今私たちに何ができるのでしょうか。
マイバック持参
2020年7月からスタートしたレジ袋の義務化により、マイバックを持参してスーパーにお買い物へ行くようになったと思います。しかしお洋服や雑貨などのショッピングへ行くときはどうでしょうか?食料品以外のお買い物でも、マイバックを持参してみてはいかがですか。
なるべく自然素材を選ぶ
お洋服の素材で使われる化学繊維のポリエステルやナイロン。お洗濯をしたときに、これらの繊維が排水溝へ流れていきます。そうすると、どうなるかもうおわかりでしょうか?海に流れ、魚介類の食物連鎖により、プラスチックが凝縮された魚介類が私たちの食卓に並ぶのです。
それを防ぐには、化学繊維の代わりに自然素材のコットン・麻などの製品を選ぶ。または、マイクロプラスチックを逃さない、お洋服を入れるネットを使うというのも選択肢のひとつつにあります。
お洋服だけではなく、プラスチック製品から自然素材に代替えされている歯ブラシや、他の身の回りのものを変えて行くのも案です。
まとめ
環境問題と考えるとスケールが大きいかもしれませんが、自分の身の回りの出来る範囲で脱プラスチックを行ってみてはいかがでしょうか。
自分さえよければいい時代はもう古い考えです。これからは、自分だけでなく、周り、そして未来のことも考えて行動することが新しいムーブメントです。
一人一人の意識が変われば、必ず素敵な未来を残せると私は信じています。